当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
当サイトの記事内で紹介している商品・サービスには、アフィリエイトプログラムによる収益が発生するものが含まれます。商品・サービスの内容や紹介順については、収益の有無に関わらず、当サイトが独自の基準で決定しています。
「干渉NG」は聞き飽きた!大学受験、子供のやる気がない時に親がすべきこと。
受験生のお子様のやる気がないと感じる保護者の皆さまへ。不安になっても「見守ることが大事!」と言われ困っている皆さまへ、元予備校・高校・大学職員の私が、子供を追い詰めずにできる具体的な働きかけ方をお伝えします。
この記事の著者:
受験ペアレントアドバイザー 前島 健太郎(MAESHIMA Kentaro)
元大手予備校職員/元私立高校事務職員/現役大学職員
という、受験を取り巻く3つの現場を経験。教育現場を最前線で見てきた経験から、現場では言えない「リアル」な意見をお伝えしています。
「うちの子、本当に大丈夫なんだろうか」
模試の結果も振るわない、机に向かう時間も短い、それなのに本人はどこか余裕そうにしている。そんな我が子を見て、もどかしさや焦りを感じていませんか。
「干渉してはいけない」というアドバイスは、間違ってはいません。
ただし、それだけを実践しても、保護者の方の不安は消えませんし、子供の状況が変わるわけでもありません。干渉せずに「何もしない」のではなく、子供を追い詰めずに状況を動かす、もう一つのアプローチがあります。
この記事でお伝えするのは、次の3点です。
- 「親は深刻、子供はけろっとしている」というズレが、なぜ現場で頻繁に起きるのか
- 「干渉NG」という言葉だけでは解決しない理由
- 親が直接子供に勉強を強いるのではなく、子供のやる気そのものに働きかける具体的な方法
私は元予備校スタッフ、元私立高校事務職員、そして現在は大学の入試広報担当として、これまで数えきれないほどの生徒・保護者の皆さまとお話をしてきました。その現場で見えてきた「親の心配」と「子供の本音」のズレ、そしてそこから導き出した一つの提案を、正直にお伝えします。
最後まで読んでいただければ、今日から何をすればいいかが見えてくるはずです。
「親は深刻、子供はけろっとしている」というズレの正体

予備校で保護者面談を担当していた頃、最も多かった相談の一つが、まさにこのパターンでした。
うちの子、勉強しているとは言うんですが、絶対に足りていないと思うんです。家でスマホばかり触っていて……
こうした相談を持ちかけてくる保護者の方は、たいてい深刻な表情をされています。一方で、面談の場に同席した本人に話を聞くと、
やってますよ!!
頑張っているつもりなのですが・・
反応は驚くほど違います。
ここでお子様の発言についてですが、本人は本当にやっているつもりでいます。
保護者の方が描く理想と、お子様の直面している現実は、想像以上に深い溝があります。お子様が普段勉強をする習慣がないまま受験生としての1年を迎えるとなおさらです。
受験勉強というのは大変です。そんな当たり前のことを何をいまさら。と思われるかも知れませんが、受験勉強で理想の勉強時間を習慣化するのは、想像以上の負荷がかかります。
一般的に、何事でも「習慣化」するためには3か月かかると言われています。そして、その習慣化を効率よく行う方法は、小さいことからコツコツと始めることと言われています。
要するに、受験勉強に必要な時間を毎日出し続けるというのは人間の脳の構造上、とんでもない不可がかかっているわけです。
なので、本人としてはかなりの負荷を感じながら勉強に取り組んでいるので、勉強へのキャパシティというのは、皆さまの思うよりも早く達してしまうわけです。
そして、その溝を、親子で埋めるのは「かなり厳しい」です。
ただ、じゃあ仕方ないか。とはならないですよね。もちろん、解決へのアプローチも最後にご紹介します。
受験勉強に必要な時間を毎日出し続けるというのは人間の脳の構造上、とんでもない不可がかかっている
本人としてはかなりの負荷を感じながら勉強に取り組んでいるので、勉強へのキャパシティというのは、皆さまの思うよりも早く達してしまう
その溝を、親子で埋めるのは「かなり厳しい」
それでも「干渉しない」ことが最適解なのか

インターネットで「受験生 子供 やる気ない」と検索すると、「過度な干渉は逆効果」「子供を信じて見守りましょう」といったアドバイスが数多く出てきます。これは間違いではありません。
「勉強しなさい」と繰り返し言われることに、子供が良い反応を示すケースは、現場でもあまり多くないです。
私も受験生のころを思い出すと、親に勉強しろと言われた時は、ぷいっとしていました。
ただ、問題はここからです。「干渉しない」を実践した保護者の方から、後日こう相談されることがよくありました。
言わないようにしているんですが、本当にこのままで大丈夫なんでしょうか。何もしていない自分が、逆に無責任なんじゃないかと不安になります。
これは、私自身も含め、現場の人間が見落としがちな視点です。「干渉しない」というアドバイスは、子供側の心理にはたしかに有効です。
しかし、保護者側の不安を解消する方法までは示してくれません。「何もしない」と「見守る」は似ているようで、保護者の心の負担という点では大きく違います。
そして、もう一つ。予備校という場所にいた頃、私自身も「干渉に近い働きかけ」しかできなかった経験があります。
なぜなら、予備校のスタッフは、子供に勉強させたい立場の人間だからです。どれだけ言葉を選んで生徒に接しても、生徒からすれば「塾のチューターがまた勉強しろと言っている」という受け取り方になりやすく、こちらの意見に対して構えてしまう、閉じた反応を返されることが少なくありませんでした。
つまり、「勉強させる側」に立つ大人からの働きかけには、構造的な限界があるということです。
干渉しないことは大事!
「勉強させる側」に立つ大人からの働きかけでやる気を出すのは構造的な限界がある
とはいえ、「勉強しなさい!」というのも、親心なんですけどね・・・
親にできるのは「直接の介入」ではなく「導線づくり」

ではどうすればいいか。
私が今、大学の入試広報という立場から強くおすすめしたいのが、子供が大学そのものに触れる機会をつくることです。
これは「勉強しなさい」と言うこととは、まったく性質の異なるアプローチです。
子供に何かを指示するのではなく、子供が自分から興味を持てるきっかけを、親が用意するという役割です。
いったん大学の立場に立ってみてください。今、大学は受験生の獲得に必死です。少子化が進む中、自分たちに関心を持ってくれる高校生を無下に扱う大学はありません。むしろ、その大学の魅力を全力で伝えようとします。
ですので、お子様と大学というものを実際に触れてみてください。大学に直接行かなくとも、国際フォーラムなどの大型施設で実施されている進学イベントに行く機会を作ってみてください。
何をすればその大学に入れるのか、何が必要なのか、どんな学びがあるのか。質問はどんな内容でも構いません。大学職員は、保護者に代わって、子供が「行きたい」と思えるようなきっかけを全力で提供してくれます。
そして、何より受験勉強を頑張るためのモチベーションになります。
何事もモチベーションがやる気を向上させて、自身の限界を超える燃料になるものです。
子供自身も、勉強しなければならないことは、本人なりにわかっています。
多くの場合、わからないのは「何をすべきか」という具体的な方法です。
それを教えてくれるのは、必ずしも親である必要はありません。
大学職員は、その大学のことに限らず、大学受験全般についての質問にも、きちんと向き合ってくれるはずです。担当してくれる職員は大学入試の構造を理解して、伝えることのプロですから。
つまり、保護者の役割は、子供のやる気を直接引き出すことではなく、やる気が生まれるきっかけと出会える場所への導線をつくることです。その先で子供と向き合ってくれるのは、子供のことを取り込みたいと考えている大学側の人間です。
子供が大学そのものに触れる機会をつくることが大事
大学は少子化で生き残りに必死。興味をもってくれた受験生には、保護者に代わって、子供が「行きたい」と思えるきっかけを全力で提供する。
大学、全力で頑張ります!!
実際に大学に触れるなら、何をすればいいか
具体的な行動の選択肢は、いくつかあります。
- 大規模な進学相談会(東京国際フォーラムなどの会場で行われる合同イベント)に足を運ぶ
- オープンキャンパスに参加する
- 何もイベントがない平日に、大学のキャンパスを見に行く
最後の「何もない日に行く」という選択肢は意外に思われるかもしれませんが、雰囲気を肌で感じるだけでも、子供の意識が変わることがあります。ただし、この場合は事前に大学への確認が必要なケースがある点は注意してください。
なお、文部科学省の「子供の学習費調査」でも、家庭の判断で行う大学訪問は学習活動の一環として扱われています。決して「遊び」や「気晴らし」ではなく、進路選択における正式な活動の一つだということです。
大切なのは、保護者の方が「子供を動かそう」とするのではなく、「子供が自分で動きたくなる場所を用意する」という意識です。あとは、その場にいる大学職員が、子供の目を輝かせるために力を尽くしてくれます。
まとめ
「親は深刻、子供は平気」というズレは、受験期にはよくあることです。
まずそのこと自体に過度に不安を感じる必要はありません。
ただ、「干渉しない」だけでは、皆さまの不安は解消されません。何もしないこととイコールにしないことが大切です。
保護者の皆さまができる現実的な一歩は、子供に直接働きかけることではなく、大学に触れる「きっかけの場」を用意することです。それがモチベーションにつながり、勉強することに繋がります。




